もくじ
Google検索のとき、マップにお店が掲載されてるのは広告じゃない!
Google検索をした時に、最初の方にいくつか関連する店舗が掲載されるマップが出てきますよね?あれ、広告じゃないって知ってますか?

あのマップに自分のお店や会社を掲載することができることはご存知でしょうか。
掲載したいと思ったら、まずはGoogleマイビジネスに登録する必要があります。他の多くのgoogleサービスと同様に無料で利用できます。
ちなみに、上の画像のマップよりも上にあるホットペッパービューティのリンクは広告です。([広告]と表示されています)マップの下にもホットペッパービューティーが並んでいますが、こちらは検索結果です。2019年4月の時点では、大手企業の方が信頼性が高いと判断されているようで、検索の上位にはよく名前を聞くような大手企業のサイトが並ぶことが多くなっています。
とはいえ、広告にはかなわないものの、マップに掲載されれば検索結果の上位と同じ効果が得られる可能性があります。マップを利用しない手はありませんね。
「ウチは広告費なんてかけられないしなあ…」と思っているビジネスオーナーさんで、まだGoogleマイビジネスに登録されていない方は、まずここからスタートしましょう!
Googleの検索結果って人によって違うって知ってました?
ところで、Googleの検索結果は、位置情報などを参考にして、「アナタのいる近くにはこんなお店がありますよ」的にカスタマイズされているってご存知でしたか?
先程の画像は私が「美容院」と検索した結果ですが、私の自宅兼事務所の近くにある美容院がマップに出てきています。あなたが今ご自分のスマホで「美容院」と検索すれば、違った結果になるでしょう。
以前は「この人はこのサイトがお気に入りなんだな、じゃあアクセスしやすいように1位にしておこう」って気を利かせてくれるというカスタマイズをしていた時期があったのですが、最近ではあまりそのような傾向はなくなったようです。
代わりに、店舗でのサービスを探しているんだな、と理解できる「美容院」「ランチ」などの検索キーワードを入れた場合、マップと近辺のお店を表示するようになっているのです。
Googleマップにお店情報が勝手に作られているかも
実は、Googleマイビジネスのお店や企業の情報の多くは、Google自身がインターネット上にある様々な情報を基にして(勝手に)作成したものです。
試しにあなたのお店(会社)の名前で検索してみてください。あなたのお店(会社)が出てきませんか?
もし出てきていたら、その情報をよく確認してみてください。
「このビジネスのオーナーですか?」と書いてあるはずです。

Googleマイビジネス登録方法 2019年4月版
Googleさんのサービスに限らずですが、このようなサービスはどんどんブラッシュアップされて変わっていくので、今回ご紹介するのはこの記事を書いた時点での最新版というところでご了承ください。
ちなみにこのサービス、以前はGoogleローカルページとかプレイスとか呼ばれていて、いろいろややこしい時期もありましたが、今はマイビジネスに一本化され、「こんな説明記事なんかいらないんじゃないの?」と思わせるくらい簡単です。
まだ登録していない経営者さんはぜひぜひ、とうか、絶対にご登録ください。
画像はPCビューで作成しましたが、スマホからでも登録できます。ただ、個人的にはこのような登録をスマホからするのはあまりオススメしません。スマホの小さい画面では、確認すべき事項を読み飛ばしたり、間違いが多くなりやすいからです。
【1】自分のお店(会社)が登録されていないかよく探す
前述のとおり、お店や会社の多くは、Googleによって知らない間にマイビジネスが作成されている可能性があります。
Googleによってマイビジネスが作成されていた場合、あなたが独自にお店(会社)を登録してしまうと、同じ会社(お店)が重複して存在することになります。
閲覧者にしてみれば、同じお店の情報が2つあるのは混乱してしまうでしょうし、なにか怪しいのでは、という余計な詮索をされかねません。Googleから修正をするように指摘を受けることもあるという情報もありますので、ここはGoogleが作成した情報のオーナーであると申告し、登録する形が良いと思います。
まずは、「店名(社名)」「店名(社名)+地域」「店名(社名)+住所」「店名(社名)+電話番号」で検索するなどして、自分のビジネスが登録されていないか探しましょう。
見つかったら、「このビジネスのオーナーですか?」をクリックして進みます。

見つからない(Googleによってマイビジネスが作られていない)場合は、Googleマイビジネスにアクセスし、「ご利用を開始」または「使ってみる」ボタンをクリックしてください。

【2】会社名や店舗名を入力する

「ビジネス名」というのは、会社名や店舗名でOKです。
複数支社や店舗をお持ちの場合は一つ一つ登録する必要がありますが、同じビジネスで 10 拠点以上の情報を管理している場合は、アップロードや編集をまとめて行うことができます。
一括指定するビジネス情報の管理の概要 – Google マイビジネス ヘルプ
【3】所在地を入力する

Googleからオーナー確認の郵便物が届きますので、この住所はきちんと正しい住所を入れるようにしてください。
※インターネット上に住所を表示したくない場合は後の画面で表示しない設定にすることができます。
ここでマップのマーカーの位置を調整します。微妙にズレていることがあるので、しっかり拡大して調整しておきましょう。
【4】サービスが提供出来る地域を入力する
サービス提供地域について、2つの選択肢が提示されます。
上側の「ビジネス拠点以外の地域でもサービスを提供しています」というのは、行政区域によって指定します。
私の場合、「兵庫県」と「大阪府」のみを指定しました。「直接会わなくてもオンラインで会話できるからいいよ」と言ってくださるお客様なら全国対応が可能ですが、やはり出張サービスとして行える地域は近畿圏くらいが妥当かな、と思ったからです。
もっと細かい指定も可能なようですし、チャンスを広げたい場合はどんどん追加することは可能ですが、一つ一つ指定しなくてはいけないのでまあまあ手間が掛かりそうです。ちなみに「近畿」と入力してみましたが、その括りでは入力できませんでした。
以前は住所地から○Km圏内、というような指定ができましたが、今は出来なくなっているようです。
【5】ビジネスカテゴリを入力する
自社がどのようなカテゴリに属するかを入力します。
ところがこれがなかなかの曲者でした。Googleが指定したカテゴリでしか登録できないんですよ。しかもなんか偏っているというか、何この分類。
あまりしっくり来るカテゴリがないかもしれませんが、それらしいものを選んでください。

【6】連絡先情報を入力する

連絡先の入力は必須ではありませんが、ここに電話番号を入れておけば、マップから直接問い合わせが発生する場合もありますので、ユーザーの利便性を考えても登録したほうがよいでしょう。
その下の「ウェブサイトは不要です」は、ウェブサイトがない場合、不要な場合にチェックします。
さらに下の「ご自身の情報に基づいて無料ウェブサイトを作成する」にチェックを入れると、モバイル(スマホ)向けの簡単なウェブサイトが作成できます。もし自社のホームページを持っていない場合は利用してもいいかもしれませんが、すでに自社サイトがある場合はわざわざこちらを使用する必要はないので、自社サイトを登録しましょう。
Google で無料のウェブサイトを作成する – Google マイビジネス ヘルプ
【7】お知らせメールの受け取りの可否
これはまあお好みで。
【8】本当にあなたのビジネスなのかの確認
ここで確認画面が出てきます。選択肢は終了のみ。
ここで「リスティング」という言葉が出てくるので「え?リスティング広告は出さないよ!」と勘違いしてしまいそうなのですが、ここでの「リスティング」は「リスト化された情報」というような意味で使われていますので安心して終了しましょう。
【9】オーナー確認
次に進むと「管理画面」が表示されます。中央下部に、「オーナー確認が必要」と書いてあるエリアがありますので、「今すぐオーナー確認」をクリックします。
すると、「確認方法をお選びください」という画面になるのですが、選択肢はそれまでに入力した内容によって変わります。
↓固定の電話番号を登録していない場合の表示例(ハガキのみ)

固定電話、プロバイダーメールを登録している例
↓

他にもパターンはあるかもしれません。ハガキの場合は19日かかるとのこと。
【10】マップに掲載される詳細を入力する
管理画面の右側に、「リスティングの完成」というエリアがあるので、そこから詳細情報を入力していきます。
ロゴや店舗の外観写真、店内の写真、営業時間、キャンペーン情報など様々な内容を設定できますので、いろいろと確認してみてください。
左側にある「+(プラス)」から中に入って情報を入力していきます。いずれも必須ではありませんが、キチンと入れたほうが上位に掲載されやすくなるという情報もあります。(必ずしもそうではない気もしますが)
営業時間を入力することができます。年末年始など、イレギュラーな休みが発生しそうなときはGoogleマイビジネスから変更がないかどうかの確認メールが届くので入れ忘れが防げて助かります。

営業時間を入力することで、マップの部分に「定休日」「閉店中」などが表示されるようになります。来店型のサービスや問い合わせ可能時間の目安になります。
最初に電話番号を入れた場合も、フリーダイヤルなどを追加することが出来ます。(画像はダミーです)

どこかのサイトで「メインの電話番号を固定電話にしたほうが地域との紐付きが強くなり、サブの電話番号としてフリーダイヤルを入れたほうが良い」というような情報を見たのですが、どこで見たのか、ちょっと見つけることが出来ませんでした。不確実な情報ですが参考までに記載しておきます。
【11】左メニューからさらに詳細な情報が入力できる
左メニューの「情報」を選ぶともっと詳細な情報が入力できます。
こんな感じ。各項目の右側にある鉛筆マークをクリックして追加します。
写真を選ぶとカバー写真やロゴ画像が設定できるなど、細かく見ていくと、入力できる部分はたくさんあります。いろいろなことが設定できるので、あれこれと触ってみてください。
【12】本登録
ピッタリGoogleの説明どおりに届くかどうかは分かりませんが、しばらくするとハガキが届きます。
ハガキを開けると、コード番号が書いてあります。ハガキに指定されているアドレスにアクセスして、このコード番号を入力すれば完了です。
店舗のある場合は外観や内装、提供しているサービスのイメージ、もしくは販売している商品のイメージなど、イイカンジの写真を入れておくことを強くおすすめします。じゃないと、「なんでこの写真をチョイスしてしまったん」という写真がホームページから勝手に選ばれてマップに載ってしまう可能性アリです。(経験済)
まねきねこ企画では、メール、LINEでのメッセージによるご相談だけでなく、「気軽なZoom相談」としてZoom通話を使った15分程度の短い無料相談も受け付けています。「ちょっと聞きたい」だけの時でもお気軽にどうぞ。