WEBまねきねこ

ホームページをどうすればいいのか分からない中小零細企業のサイト運営を応援するブログ。中小企業診断士に挑戦中3週目。

アクセス解析

インハウスウェブ担的アクセス解析レポートの書き方 その2

投稿日:2014年6月5日 更新日:

前回、 インハウスウェブ担的アクセス解析レポートの書き方 その1 というエントリを書きました。

「アクセス解析レポートって何書いたらいいのか分からないし、解析って言っても何を見たらいいのか分からないし、でも上司にレポート提出しないといけないし、マジ勘弁~」と思っているWEB担当さんのために、このサイトのショボいアクセス成績を題材にした「アクセス解析レポート」の例というか見本というかテンプレートを作り、ダウンロードしていただけるようにしました。
さて。
今回はそのレポートを、出来るだけ手抜きで効率よく作る方法をお伝えしていきたいと思います。

アクセス解析レポート見本

アクセス解析レポート作成にあった方がいいソフト

まず最初に、私がこのレポートを作成するために使用しているツールをご紹介します。

Microsoft Excel 

エクセル

WinShot

WinShot

この2つです。

 

エクセルは、今やPCに向かう仕事をしていて使ったことがない人などいないと思いますので説明は割愛します。
WinShotは、いわゆるキャプチャーソフトですが、今このソフト無くして私の仕事は成り立たないレベルの高頻度で利用しているツールです。スタートアップで起動させてずっと常駐させています。
レジストリを汚さずフォルダを置くだけなので、会社のPCでも安心して使えます。

WinShotのダウンロードとインストール

WinShotはこちらからダウンロードできます。(Vecter)

 

※ダウンロードの前に一つだけご注意。カタカナ「ウインショット」などで検索すると、「Softnic」など海外のダウンロードサイトが上の方に上がって来ますが、ここでダウンロードしてはいけません。

softnic

ここでDLすると、エラーがみつかったという警告表示の出る詐欺ソフトとかhao123とかの迷惑ソフトも一緒にインストールされてしまいます。セキュリティソフトを入れていてもダイアログOKしちゃうので入ってきますよ!ソフトをDLするのは可能な限り、ベクターとか窓の杜など国内サイトから行いましょう。(余談でした)

ベクターからのDLは多分みなさんよく御存じだと思いますが一連の流れを。

【1】ダウンロードページからソフトをダウンロード

ベクター

【2】LZHファイルがダウンロードされます。
【3】お手持ちの解凍ソフトで解凍すると「ws153a」というフォルダが生成されます。
【4】「WinShot.exe」をクリック
WinShot
【5】タスクバーの「隠れているインジケーター」から起動が確認できます。右クリックでメニューが出ます。

winshot

 

時短レポート作成方法ここから エクセルの設定

さて、ここからが本題です。
横着で手抜きな時短効率化を考えた、レポート作成の方法です。

まず最初にエクセルを立ち上げます。(例ではエクセル2010を使用しています)

ページ設定などは普段作成している提出物と似たフォーマットで良いと思います。ウチの会社ではiPadで発信するので今回は横書きを選びます。最近のレポートって横レイアウトが多い気がするのは、出力せずに画面で見ることが多いからでしょうね。

エクセルページ設定

ただ、出力する可能性も考慮してA5ではなくA4にしています。

前回ダウンロード用に作ったひな形ではエクセル方眼紙にしましたので、方眼紙の作り方も簡単にご紹介します。

セルの左上の四角をクリックして全選択。

全選択

全選択した状態でA列のセルをドラッグして細~くする。(実際には数値が出ます。お好みの細さに。)

エクセル方眼紙

ドラッグを離すと方眼紙のように!!

エクセル方眼紙

※これを見て「おお~新テクニック!」と思った若い方。これはわりと使い古されたいにしえのテクニックです。どこでどう結合されているのかわからない状態になり修正や変更がききにくいなど、嫌われることが多いので共有の書類には使わないようにしましょう。

そしてビューは「ページレイアウトビュー」(右下で設定できます)

ページレイアウトビュー

ちなみに画面表示の大きさは、全体を見るためにズーム機能で50~70%くらいにして作業し、文字を打ち込むときだけ100%に戻すことが多いです。

基本的な指標を分かりやすく表示

どのページも一行目はタイトル行とします。1行目をすべて選択し、任意の色で塗りつぶします。
少なくとも1ページ目には必ず、何月度の集計か、また計測期間などを記入します。

140605-1

文字の大きさはお好みですが、私は見出しになる部分は16~20ポイントくらいがちょうどいいと思っています。

まずは基本情報となる、セッション数・ユーザー数・ページビュー数を大きく表示します。
方眼紙にしているので自分の好きな大きさにセルを結合して表を作りますが、今回の数値の良し悪しを判断するために過去の数値との比較も記載します。前月の数値と比較値を記載できるように3行4列の表にし、せっかくなのでカラフルに色を付けます。

表

アクセス解析を見慣れていない人でも理解できるように、セッション数・ユーザー数・ページビュー数という言葉を、「サイトが訪問された数」「サイトを訪問した人数」「閲覧されたページ数」という分かりやすい言葉に置き換えています。

さて。ここでやっとGoogleAnalytics(以下GA)の出番です。

まずは期間を設定します。今回集計する期間を指定し、「比較」にチェックを入れて「前の期間」を選びます。
※前年度と比較したい時は、比較の期間を「前年」にします。他にも日付を直接指定して比較することもできます。

アクセス比較

セッション数・ユーザー数・ページビュー数を見ることが出来るのは「ユーザーサマリー」です。比較にチェックを入れたので、集計期間と、指定した期間の比較が表示されます。

アクセス比較

ここから、先ほど作ったエクセルの表に数字を入れ込んでいきます。
前月比の部分には 今月÷前月 の数式を入れて前月比を出しています。前月比のセルの書式設定をパーセントスタイルにしておきます。

アクセス比較

↓↓↓この数値を表に入力する↓↓↓

アクセス比較

前月比の欄は、書式設定でパーセントスタイルに変更しておきます。

パーセントスタイル

同じ数値情報が載っていたとしても、どの数値が重要なのか、その数値にはどんな意味があるのかということが一目瞭然になっているものといないものでは、そこから読み取れる情報が違ってくると思います。特に今回作成するレポートは「ウェブに詳しくない上司に提出する」ことが前提ですので、なおのこと重要な指標については大きく分かりやすく表記しています。

スピーディーにグラフを貼りまくる

ここから、前述の「WinShot」が大活躍です。

タスクバーの「隠れているインジケーター」にあるアイコンを右クリックして、出て来たメニューからクリップボードを選ぶとさらに詳細メニューが出てきますので確認してみてください。

JPEG保存も魅力的ですが、今回はクリップボードコピーを使います。
[Ctrl+Alt+F5] をしっかり覚えておいてください。Winshotメニュー

さて、先ほど開いたGAに戻ります。

画面の中から必要だと思われる部分のキャプチャーを撮ります。

[Ctrl+Alt+F5] をすると、左上にカーソル位置の拡大画面が、十字カーソルをドラッグすると範囲指定の赤い四角が表示されます。キャプチャを撮りたい部分を赤い四角で選択し、クリックすると、クリップボードに一時保存されます。

キャプチャを撮る

※キャプチャを撮る様子をキャプチャするって(笑)これは標準装備のスクリーンショット機能を使いました。十字カーソルは保存できていません。

次に、エクセルに戻り、適当なところをクリックして[Ctrl+C]で一時保存された画像を貼り付け。

キャプチャを貼り付け

文章に書くとなんだか長い気がしますが、キャプチャを撮ってから貼り付けまで、10秒もかからないかもしれません。画像を保存して挿入→画像→ファイル選択 のようにして画像を貼り付けることを思えばめちゃくちゃスピーディーです。

ただし、画質はあまりよくないです。とはいっても求められているのは画像の美しさではないので、速さを優先しても問題ないのではないでしょうか。

気になる指標を見つけては線で囲んでコメント

前回のエントリにも書いたように、担当者のコメントがないレポートなんて、ただの数字の羅列でしかないと思っています。しっかりコメントを付けて行きたいところです。

コメントの内容に関しては、自分でじっくり数字を見て、想像力を働かせるしかありません。何度か繰り返しレポートを作っていると、色々な変化に気づいたりするので、とにかくまずは無理やりにでもコメントを入れていくのがいいと思います。

コメントを入れたい部分(気になる指標・数字など)を線で囲みます。私は角丸四角形をよく使います。

挿入→図形から角丸四角形を選択します。

図形の挿入

任意の場所でドラッグすると角丸四角形が出来ますが、デフォルトで青い四角に書式設定されています。

図形の挿入

そこで、図の書式設定で線の色をオレンジ、線の太さを2.25ポイント、塗りつぶしなしに設定します。
図を選択した状態でリボンの上のメニューを見ると、「書式」の上に「描画ツール」という文字が出現しますのでそれをクリックします。

描画ツール

すると、図形に関する書式設定がリボンに表示されますので、「図形のスタイル」の中の、バリエーションが表示されているエリアの右下にある小さい矢印をクリックします。

図形のスタイル

クリックすると、バリエーションがさらにたくさん表示されますので、その中から今回は一番上のオレンジの線で囲まれたものを選択します。

バリエーション

残念なことに、図形には塗りつぶしがかかっているので、下の文字が見えません。

図形描画

描画ツールのリボンの中「図形の塗りつぶし」「図形の枠線」でそれぞれ塗りつぶしなし、線の太さを2.25ポイントに設定します。

図の書式設定

ついでに図形を選択した状態で右クリックをして、「既定の図形に設定」とすれば、選択していた図形の書式設定がこのブック内においてのデフォルトの書式設定になりますので設定しておきます。

既定の図形に設定

次に、コメントを入れるテキストボックスを用意します。こちらも 挿入→図形 からテキストボックスを選択して任意の場所でドラッグ。

こちらの書式設定は赤い枠線にして、これも右クリックから「既定のテキストボックスに設定」

さらに 挿入→図形 から矢印のコネクタを選択して赤い線に変更し、「既定の線に設定」します。

これでコメント挿入のための準備が整いました。気になる数値や項目をオレンジで囲み、近くにテキストボックスを作ってどんどんコメントを書き込みます。テキストボックスの大きさは自由自在に変えられるので、スペースに合わせて作成してください。

コメントを入れまくる

コメント文を入れる際の注意点ですが、テキストボックスに対してぎっしりと文章を詰め込むと、印刷したり表示したりする場合にテキストが切れて最後まで表示されないことがありますので、文章量はテキストボックスの7割程度に抑えた方がいいようです。

1ページ目のグラフのところの囲みでは透明の丸を使用しました。

透明の丸

これは 右クリック→図の書式設定→塗りつぶし で透過性を使って透明にしています。

透明の設定

これだけ図形を使うことが出来れば、心置きなく気づいた数値や指標をにコメントを入れまくることが出来ます。

アクセス解析アクセス解析

いちいち聞かれて面倒なことは最初から注釈を入れる

さて、また原点に戻るのですが、このレポートは「アクセス解析を見慣れていない人に見せる」ことが目的のレポートです。
初見なら当然ですが、何度聞いても専門用語がが理解できない、覚えられない人が結構います。特に重要な指標である「セッション数・ユーザー数・ページビュー数」が理解してもらえていないと、何のためにそういう人に見てもらうレポートを作っているのかわかりません。

そこで、できるだけ想像しやすいような例文を作って貼り付けておきます。

この文は、私が分かりやすいと思って考えた文ですので、もっといい文章があったらぜひそちらを使っていただきたいのですが、とりあえず例文として掲載しておきます。

「セッション」「ユーザー」「ページビュー」のイメージ

デパートの来店に例えると、

Aさんが3回行きました。
1回目は1フロア、2回目4フロア、3回目3フロア、合計で8フロア回りました
Bさんは2回行きました1回目は1フロア、2回目も1フロア、合計2フロア回りました。

この行動をアクセスに置き換えると、

●セッション数は5 (3回+2回)
●ユーザー数は2 (AさんとBさんの2名)
●ページビューは10 (8フロア+2フロア)

となります。

今回のテンプレートには、イラストも貼り付けてあります。くだらないようですが、イラストなどが少し入っているだけで取っ掛かりやすく、読みやすくなったりしますので、私はところどころにイラストを挿入しておくようにしています。

私がよく使わせていただいているのは

イラストがすべて無料 「イラストAC」
無料写真素材なら「写真AC」

です。※登録したら毎日メルマガが来ますけど。

 

 

さいごに

レポートの書き方、なんていうタイトルで長々と書きましたが、結局はエクセルの使い方?みたいな記事になってしまって、これで良かったのかどうか悩むところです。

「レポート」って、誰かに見てもらうために作るものですが、時間ばかりかかって不毛な作業のような気がしてしまう仕事の一つです。

しかしこうやって、たとえば表やグラフ作成を行わずに、GAのキャプチャをそのまま利用する事によって、作業そのものが簡略化されるので、業務の効率化が図れるのではないでしょうか。また、「どこを切り取るのが一番いいか」を考えながらGAを眺めるようになれば、しっかり内容に目が向き、いままで気づかなかったことにも気付きやすくなるように思います。

今回のレポートは本当に表面的なことばかりで、内容としてお手本になるものではありませんでしたが、レポート作成そのもののイメージが湧かない、何をどう報告したらいいのかわからない、といったような方々の足掛かりにしていただければ何よりだと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

-アクセス解析
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

アクセス解析レポート見本

インハウスウェブ担的アクセス解析レポートの書き方 その1

皆様ご機嫌いかがでしょうか。仕事の中で一番アクセス解析が苦手なまねきねこです。今日のエントリはアクセス解析が得意な人は読まないでください。恥ずかしいから(笑) でも、 「アクセス解析レポートって何書い …