WEBまねきねこ

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インハウスウェブ担当の心得

インハウスウェブ担当者の仕事と目指すべきところ

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ウェブ担当者の机の上

インハウスウェブ担当者って実際どんな仕事をしているのか

一言でウェブ担当と言っても、会社によってやっていることはいろいろ違うと思います。私は中小企業でインハウスのウェブ担当をしていますが、他の会社のインハウスウェブ担当者さんが一体どんな風にお仕事をされているのか、とても興味があります。

そしてもしかしたら、他のウェブ担当者さんも同じように違う会社のウェブ担がどんな仕事をしているかという事が気になっているんじゃないかなー、なんて思います。そこで150人規模の中小企業の専任ウェブ担当者が、いったいどんな範囲で仕事をしているのかということをちょっとばかりまとめてみようと思います。

 

メインの業務はやっぱりコンテンツ作成

何はともあれやはりコンテンツ作成がメインの業務です。
ネタ集めからライティングまでほとんど自分でやりますので、作業時間の大半はコンテンツ作成だと言えると思います。(制作部分は制作会社さんにお願いしています)

随時追加しているコンテンツは「成功実例」「お客様の声」「イベント情報」「ブログ」(週2回更新)です。

成功実例は、顧客への取材、撮影、インタビュー、テープ起こし、原稿作成まですべて行います。
またお客様の声はアンケート回答集ですが、アンケート用紙の画像取り込みから補正、名前消し、文章のテキスト書き起こしまでをやっています。
本当は制作会社に丸投げしたいところなのですが、年間予算が決まっているため、そこに予算をかけたくないということもあって私が作業しています。

その他に「キャンペーン特設ページ」や「○○とは」「上手な○○の取り入れ方」などの、既存のページでは情報が不足していると思われる部分を随時追加・補強しています。
新しいページを作るときには簡単なワイヤーフレームも書きます。

 

コンテンツを社内のスタッフに作ってもらうには

ネタ集めからライティングまですべて自分でしているとは言っても、私にはウェブの知識しかありません。我が社のサービス内容に関しての知識が豊富とは言い難いので、社内のスタッフに頼ることになります。

最初の頃はテーマを決めて「ワードでA4サイズに1~2枚程度の文章を書いてほしい」などと依頼をしたりしていたのですが、快く引き受けてくれる人などなかなかいませんでした。
業務命令として半強制的に提出させてもらったりしたこともあったのですが、そんなことをして書いてもらった文章が読む人の心をひきつけるはずもありません。
結局、その内容をもとに色々と調べ直し、大幅にリライトするというような事がずっと続いていました。

文章を書いてもらうということは非常にハードルの高いことなのです。
誰もが時間のない中、自分の成績には何の足しにもならない作文を、誰が快く引き受けてくれるはずがあるでしょうか。

そう気づいたときから発想を変え、全ての記事の元原稿をインタビュー形式で作ることに思い至りました。

営業さんなどは話すことが得意です。
特に成績の良い営業さんなどは知識も豊富ですし、ユーザーの知りたいこと、ツボをよくご存知です。ボイスレコーダーを片手に、「ちょっと質問」するだけで、とても充実した内容のコメントをいただくことが出来るようになりました。

さらに、インタビューの対象を「各部門の今期トップセラー」と公式にアナウンスしてもらったところ、営業さんのプライドが満たされるらしく、サイト運営へも気持ちよく協力してもらえるようになりました。

まだそこまで至っていませんが、サイトに掲載されることが社内スタッフのモチベーションになる日が来るといいな、と思ったりしています。

 

大切なコンバージョンである問い合わせ対応、そして後追い

私の管理するサイトのコンバージョンは問い合わせ獲得です。

サイト内のお問い合わせフォームから私の管理しているメールアドレスへ送信されるメールを、内容に合わせて各営業所へ振り分けて転送します。
自動返信メールをお送りしているので私から返信メールを送ることはありません。転送された情報を基に営業所サイドで対応し、そこから売り上げが上がっていく形です。

さて、お客様情報をはじめ、売り上げ●円、検討中、保留、失注、というような情報はもちろんすべてシステムにて管理されているのですが、運用するのは人間です。

1か月で50件(仮)を営業所に転送したはずなのに、月末に確認するとWEB発見込みの登録が10件(仮)くらいしかない、というようなことが度々起こります。

余りにも見込み確定率が低すぎますので、一件一件を顧客情報で検索してみますと案の定、ウェブ経由で入手した見込み情報の入手先が「電話」「チラシ」「紹介」などとなっています。
それをリストアップし、やんわりと、低頭平身で営業所へ修正依頼を送ります。

煩雑な業務の中、営業さんにとって顧客情報の入力業務は出来るだけさっさと済ませたいものなのでしょう。金額などは合わなければ大騒ぎになりますが、見込みの入手先なんて電話だろうがウェブサイトだろうがどうでもいいような情報です。

70人を超える営業さんのすべてに「そのデータが分析に利用され、今後の戦略や方針に生かされている」という意識をもってもらうということはとても難しいことです。
会社としてそこに力をいれて指導してくれればその意識も変わるのかもしれませんが、そこに注力する気はないようです。そして残念ながら私には会社を動かすほどの力がないので、仕方なく毎月月末になるとちまちまとお問い合わせ情報の後追いをしています。

 

解析をして業績をアピールしないと誰にもわかってもらえません。

サイトの改善などを目的にした毎日の解析も大切ですが、インハウス担当者は社内アピールのための解析レポート作成が結構大切です。

先日のエントリ リテラシーの低い人たちに危険をどう伝えてあげればいいのかでも書きましたが、ウチの会社の上層部はITリテラシーがあまり高くありません。そんなエライ人に私がちゃんと仕事をしているということを分かってもらうためには、きちんと解析をおこなって、自分がどういう施策をしてどういう結果になったか、ということを明らかにする必要があります。

相手は「インターネット関係」だということだけで「難しい」「わからない」と構えていますので、単純に解析結果を並べるだけではなく簡易な用語集やグラフを入れるなどして、分かりやすさを念頭に置いたレポートを作成するのが大切です。

日々の解析ももちろん真面目にやっています。GoogleAnalyticsがどんどん新しくなるのでついて行くのが大変ですが、どんどん変わるということにも慣れてきました。いろいろ使いやすくなっていますしね。
どうしても偏った項目ばかりを使いがちなので、色々な機能を使えるように試していきたいところです。

ほかにもいろいろやっていますが、結局一番大切なのは

もともとがチラシ作製のデザイナー出身なので、ちょっとしたチラシとか●●券などこまごまとした制作物も作ってます。

本当は業者に投げてしまいたいのですが、営業所としては目に見える経費が掛からない私に作らせたいのです。(私の人件費は営業所の経費に現れませんので)
拒否して業者に渡してしまうよりも、無理を聞いて好感度を上げておくほうが次の仕事がしやすくなるかなぁ、と、たいていの頼まれごとは気持ちよくお受けするようにしています。

結局、インハウスウェブ担当者に一番大切なのは社内スタッフにゴマをする能力なんじゃないかと、このエントリを書きながら思い始めています。
コンテンツを充実させようと思ったら、担当者一人の力では限界がありますし、プロ集団の会社の中で、知識のないウェブ担が自助努力でコンテンツを作るのはロスが大きすぎます。プロの力を借りるのが正しいやり方なのだと思います。

ですから、他の社員が快く協力できるウェブサイト運営、それがインハウスウェブ担当の目指すところではないでしょうか。

 

 

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