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WEB担当者にあってアフィリエイターにないマーケティング力

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苦手な財務会計を克服するために日夜計算問題を解いている姿が自分でも信じられないまねきねこです。今日は久々にウェブのことを書きます。

今朝、こんな記事を見ました。
WEB担当者のマーケティング力が、中級レベルのアフィリエイターに完敗する理由。 | 沖縄 ホームページ制作|株式会社ドリームテラー

「わかる」

ってツイッターでシェアしたんだけど、そんなことないよね、土俵がちがうよね、と思い直したのでちょっと書いておきます。

自由に商材を選べるアフィリエイター

記事の中では、

・トライアンドエラーを繰り返して経験を積めるアフィリエイターと縛りの中で更新もままならないウェブ担当者

・日夜アクセス解析と向き合うアフィリエイターと、月イチ報告書のために解析画面を見るウェブ担当者

・多数のサイトを運営してノウハウを集められるアフィリエイターと、自社関連サイトだけしか見られないウェブ担当者

などと比較されていて、図星なウェブ担当者としては心がグイグイえぐられていたのですが、

 

そして、そもそもの話しになってしまいますが、企業のWEB担当者はターゲット層、商品・サービスが決まった上でのマーケティングですが、アフィリエイターの場合、ユーザーのニーズから逆算して扱う商材やサイトのテーマを決定していく事ができます。

売れる(と思った)ものを売る事ができるか、そうでないかは、最も根本的な差といえます。

この商品・サービスにユーザーの強いニーズがある。競合サイトはこのレベルだから、この規模のサイトを立ち上げて週2~3記事ペースで記事をアップすれば、アクセスを集め、成果があげられる見込みが立つ。

アフィリエイターの思考はこういう感じです。

という一節を読んで思ったのです。

そうなんです。

アフィリエイターさんは、
・売れると思ったものを売れる
・自分で商材を選べる
わけですよ。

反面、ウェブ担当者は、売れるかどうかわからない、どこにニーズがあるのかわからないような「自社の商品・サービス」縛りの中で、市場を見つけ、ターゲットにリーチしなければいけないのです。

 

求められるのは販路を開拓する力

「よいものを作ればお客様は買ってくれる」という理屈は、一昔もふた昔も前なら通用したかもしれませんが、現在のような飽食のご時世に通用するものではありません。

しかし、いまだに多くの企業がその理屈を信じて、さまざまな「よいもの」を生み出し、販路開拓に右往左往しています。それは2015年度の中小企業白書で取り上げられていることからも明らかです。

●販路開拓
中小企業・小規模事業者が抱える様々な経営課題の中で、とりわけ、中小企業・小規模事業者の販路開拓に対する意識は強い。しかしながら、販路を開拓し、そこで目標とした売上を達成することは容易ではなく、とりわけ新規市場の開拓は、既存市場と比較してその難易度は高い。

中小企業白書2015年版の概要

そんな中、自社の提供するサービスの魅力を、どのターゲットに、どの切り口でアプローチしていくのかを見極める、そのような命題をもって戦っているのが企業のウェブ担当者。そして今世の中に求められているマーケティング力とは「どうやって売ったらいいのかわからない『よいもの』の販路を作っていく力」ではないでしょうか。

 

制約の中で研ぎ澄まされたマーケティングセンスが育つ

このエントリのもとになった記事にある通り、確かに企業のウェブ担当者には非常に制約が多いのは確かです。

予算や時間的制約はもちろん、どうでもいいような内部事情によって出せない情報があったり、社内の力関係や取引先への気遣いのためのページ構成など、本当にどうでもいいことまでが影響し、ウェブマーケティングに特化することは非常に難しいでしょう。

さらに半期ごとに成績の振り返りを求められて、期首に掲げた目標値に届いていなければその期のボーナスに響くこともあったり。(私だ)

そのような制約の中で、自社の商品とその業界に特化して研究し、常に結果が求められる中で厳選を重ねた慎重なトライアンドエラーを行います。

数が多くなくとも、考え抜かれた上でのトライには重みがあり、そこで得たものは必ずマーケティング力としてしっかりと蓄積されていくはずです。

 

LTVやカスタマーロイヤリティを考えるウェブ担当者

書きながら、マーケティングと言っても、前述の記事の方が語っているマーケティングと私の語っているマーケティングは違うものなんだよなー、と思ったりしています。

たとえば同じ商品やサービスのサイトを運営しているとしても、アフィリエイターさんの場合は資料請求もしくは成約がゴール、というように比較的単純なものが多いように思います。

しかし企業の場合は、単にこの度に成約してもらうだけではなく、長期間お付き合いできる優良顧客に育てるための施策を考えなくてはいけません。顧客を商品のファンにし、自社のファンにし、できることなら家族やお友達にもご紹介いただけるような関係を築くための情報を発信するのも企業サイトの役目。

ウェブ担当者は単に商品やサービスを売るだけではなく、全社的にいろいろなバランスを考えて運用していくことが求められます。LTV(ライフタイムバリュー)やカスタマーロイヤリティを育むためのサイト構築なんかはアフィリエイターさんには身につきにくいマーケティング力なんじゃないかな、と思います。

まあ、どちらが上とか勝つとか負けるとかではなく。どちらも優秀な人は優秀だし、そうでもない人はそれなりに、ですね。

 

(とはいえ確かに「売る力」はアフィリエイターさんにはかなわないよね。自由なトライアンドエラー大事。)

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