WEBまねきねこ

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ブログの書き方

【企業ブログの書き方 第1回】企業ブログの持つ目的は

投稿日:2015年4月14日 更新日:

ブログを書く

勤め先の人員の移動が激しく、付いていけなくなっているまねきねこです。

振られた仕事量がハンパなくなってしまい、せめてブログ書きだけでも誰かに手伝ってほしいと泣きついたところOKが出て、WEB初心者の女性がパートで入ってきてくれたので、ド素人でもわかる企業ブログの書き方をまとめてみることにしました。第1回目です。

企業ブログの持つ目的は大きく分けて3つある

なぜ、企業がブログを書くのでしょうか。

その目的は以下のように大きく分けて3つあると私は考えます。

  1. 信頼を得るため
  2. 心理的な垣根をはずすため
  3. SEO(検索エンジン最適化)のため

 

ではそのためにはどんな記事を書いていったらいいのかをお話していきたいと思います。

 

信頼を得るためにはどんな文章を書けば良いか

残念なことに、インターネット上は魑魅魍魎がうごめく世界と言えるかもしれません。

あちらこちらに詐欺的なサイトが出没し、インターネット経由のお買い物などで痛い目にあった話が色々なところで語られています。

何を信頼していいのか分からないと感じているユーザーも多いことでしょう。

そんな中で、自社への問い合わせや発注、購入などを得たいと思ったら、「ユーザーに信頼してもらう」ということは最低条件です。

しかし、「安心・信頼の●●社」なんてキャッチフレーズだけで信頼を得られるほどユーザーは甘くありませんよね。

そこで、日々更新されるブログの出番です。

 

信頼獲得のためのブログ文の例

信頼を獲得するために書きたいブログ文には次のようなものがあります。

■会社としてちゃんと運営されていることを告知するパブリックな文章

たとえば…

  • 会社の公式行事のレポート
  • 勉強会や研修のレポート
  • 会議の様子 など

■設備や技術力、サービス内容の質の高さなどをアピールする文章

たとえば…

  • 設備紹介
  • 技術紹介
  • 商品紹介
  • サービス実施レポート
  • 職人の技などのレポート など

これらは平たく言うと、自社のPRです。

残念なことにユーザーにとってはそんなに興味を持てる内容でもなく、積極的に読んでもらえる文章ではないでしょう。

しかし、その会社がちゃんとした会社なのか、信頼してもいい所なのかを判断しようとするときには、その判断基準の1つになるはずです。

 

定期的な更新も信頼感の一つ

1度作ってしまえば出来上がりのサイトではなく、日々更新されるブログで嘘をつき続けることは困難です。

ブログがきちんと継続されている、というだけでも、その内容は一定レベルの真実味を帯び、信頼を得られる1つの要素となるでしょう。

理想的な毎日の更新ができなくても、週に1回、月に2、3回になっても、いちど始めたからには必ず更新を続けることが必要です。

反対に言うと、放置されたブログは、仕事を放置していても平気な体質の企業だとの悪印象を与えかねませんので要注意です。

 

心理的な垣根をはずすにはどんな文章が良いか

ユーザーから信用してもらえたとしても、それだけで問い合わせや発注、購入などを得られるわけではありません。
積極的に「よし、ここに決めた!」と行動を起こしてもらうためには、さらに心理的な垣根をはずして、こちらに心を委ねてもらう必要があります。

 

心理的な垣根を外すブログ文の例

心理的な垣根を外すために書きたい文章には次のようなものがあります。

■実際のお客様とのエピソード

たとえば…

  • お客様にいただいた嬉しい言葉や出来事
  • お客様の所で起こった面白エピソード など

 

何かのサービスを利用しようかどうか迷っている時に、実例のエピソードを読んで、そのサービスを受けた未来の自分と重ね合わせて考えたことはありませんか。お客様とのエピソードは、実際にサービスを受けることをユーザーに想像してもらうための呼び水になります。

「サービス実例」や「お客様の声」のページなどが他にあるかもしれませんが、ブログなら公式なページでは語られないような「スタッフの感情」の部分を出しやすいので、よりユーザーの感情に響きやすいと言えるのではないでしょうか。

 

■スタッフの誠実さや親切さ、親しみやすさなどをアピールする文章

たとえば…

営業スタッフの営業日記
技術スタッフのつぶやき など

人の気配のしないサイトはなんとなく無機質で、愛想のない印象を受けます。

しかし、その会社でどんな人が働いているのか、どんな姿勢で、どんな想いで仕事に取り組んでいるのかを見ることが出来れば、親近感がわいてきます。そのちょっとした親近感が決め手となることもあるでしょう。

 

心理的な垣根をはずす=ファンになってもらう

ここまで読んでいただいてお分かりの方も多いかと思いますが、

  1. 信頼を得るための文章
  2. 心理的な垣根をはずすための文章

 

の2つは、別々に書いてあるものの根っこのところでは繋がっていて、どちらも自社ファンを作るのに必要な内容といえます。

ファンになることで、お客様がその会社を選ぶ可能性は高くなります。

また、経験則ですが、《問い合わせ → 商談 → 成約》という流れを持つ事業形態においては、ブログやサイトをしっかりと読んで、ファンになってから問い合わせをした人の成約率は非常に高いように感じています。

場合によってはとても信頼してくださって、口コミで他ユーザーを紹介してくれることもあります。たいへんありがたいことですが、それもブログをしっかり書き込んだ成果と言える事例です。

 

これらは「自社の事を好きになってもらうためのPR文」です。
手前味噌を恐れず、自社に対する誇りと愛情を持って書き綴っていただきたいと思います。

※ただし、手前味噌な文章は諸刃の剣でもあります。あまりに良いことばかりを書いてしまうと、(つまり『盛る』と)実際との違いが発生してクレームになったりすることもあるので要注意です。

 

SEOのための記事はどんなものが良いか

SEOというのは「検索エンジン最適化(search engine optimization)」の略語です。検索エンジンというのは、最近では「Google検索」のことだと思っていただければ、だいたい合っています。

SEOのために書くブログ文というのは、上記の2項目とガラリと変わって「検索エンジンに好きになってもらえる文章を書くことで、検索での露出を増やす」ことが目的です。

検索エンジンに好きになってもらえると、検索結果の上の方に表示されるようになるので、サイトへのアクセスが増えていきます。サイトのアクセスを増やすということは、実店舗で言うところの来店客数を増やすということです。

来店客がいないことには問い合わせも購入もありませんから、非常に大事なところですね。

 

 SEOのための文章の例は一概には挙げられない

検索エンジンに好きになってもらうためにはどんな文章を書けばいいのか、ブログ文の例を出すことが出来れば初心者の方でもどのような内容を書けばよいのかが分かるでしょう。

分かりやすいように色々と具体例を出したいのはやまやまなのですが、SEOのための文章については、上記の2つのように簡単に出すことは難しいのが実際のところです。

よく言われているのが「ユーザーのためになる内容」「ユーザーの役に立つ内容」のページが望まれているとのこと。でも、どんな内容が役に立つのか、ちょっと分かりにくいですね。

ブログやウェブページの内容のことを「コンテンツ」と言ったりしますが、実は、SEOのためのコンテンツ作成は、多くの企業や個人が手を変え品を変え、頭をひねって検索エンジンに好かれるために知恵を絞っている、激戦の戦場なのです。

しかし、怖がっていては始まりませんから、どんな文章が必要なのかを考えていきたいと思います。

 

「キーワード」など選んでいるヒマはない

「SEO」を勉強すると、各種ツールを使って自社サービスなどに関連する言葉をえらび、そのキーワードを中心にした文章を書く方法が推奨されているような気がします。

でも正直言って、業務時間内にそんなキーワードを拾い出している時間もないし、特定のキーワードを軸にした記事を書くにはけっこう高度なテクニックが必要ですよね。

そんなことに手間ひまはかけられないし、それではSEO向きの記事が書けないし、と頭を悩ませているWEB担当者さんはたくさんいるのではないかと想像します。(私もかつてはそうでした。)

でも心配はご無用です。なぜなら、しっかりと自社(サービス・商品)を語れば豊富なキーワードが自然に含まれるからなのです。

信頼を得るためにはどんな文章を書けば良いか の章で例として挙げた、

「設備や技術力、サービス内容の質の高さなどをアピールする記事」にあたる「設備紹介」「技術紹介」「商品紹介」「サービス実施レポート」「職人の技などのレポート」などの記事の中には、検索してもらうのに必要なキーワードとなる言葉がたくさん含まれています。

また、

心理的な垣根をはずすにはどんな文章が良いか で挙げた

「お客様とのエピソード」や「営業日記」などに関してもそうです。

ツールで拾ったキーワードよりもずっと実際のサービスに即した言葉がたくさん織り込まれているので、わざわざキーワードに合わせて不自然な文章を練り上げる必要なんてありません。一生懸命自社のサービスについて真摯に語っていただければキーワドは自然にたくさん含まれていくはずです。

 

自社愛全開のPR文なんて誰もシェアしない

突然ですが、ここで今まで読んでいただいたことを覆さなければいけなくなりました。

SEOを考えるとき、忘れてはいけないのが「被リンク」の獲得です。

「被リンク」とは、他のサイトから自社サイトへのリンクを設置してもらうこと。このページは役に立ちますよ、他の皆さんも見てくださいよ、とシェアしてもらうことです。これが非常に大切です。

いままで「自社愛で手前味噌な文章を書いていればOK」というような論調でやってきましたが、実は自社愛あふれる文章なんて誰も読みたいと思ってくれませんしシェアもしてくれません。自慢話なんて関心がないのです。

基本的に、ユーザーは自分にとって利益になる内容しか読んでくれません。ですから、SEOのために書くべき文章は「ユーザーにとってお得な文章」と言えます。

 

ユーザーにとってお得なコンテンツとは

では、「ユーザーにとってお得なコンテンツ」とはどのような記事でしょうか。

企業のブログと考えると、どうしても「ターゲットユーザーのためになる内容」つまり、自分のお客様予備軍のみなさんの役に立つ「お役立ちコンテンツ」を考えてしまいますね。

でも「シェアしてもらう」ことを考えると、文章を読んでもらう対象は自社の顧客予備軍である必要はないんです。

その文章を読んだ人は誰も自社の顧客にはなってくれないかもしれません。けれど、その文章が誰かの役に立ち、「このコンテンツにはいいことが書いてあるよ~」とツイッターやフェイスブックでシェアしてくれたり、自分のウェブサイトからリンクしてくれるかもしれません。

そうすればサイトの価値は上がり、顧客予備軍の訪れるサイトに育っていってくれるはずです。

 

それでは、「シェア」してもらえるコンテンツとはどんな文章でしょうか。

企業ブログの文章であれば、やっぱり「お役立ちコンテンツ」ですね。

あなたの会社には、必ず「専門知識」や「マメ知識」があるはずです。
「こんな知識、少し調べれば誰でも分かるし、誰でも知っているよ」と思うかもしれません。けれど、そのちょっとしたマメ知識を誰かが探しているかもしれません。

  • お客様によく質問されることの回答
  • お客様に教えてあげると喜んでもらえたこと
  • お客様から困っていると相談をうけたこと

などが、そういう知識にあたります。

日頃、仕事をしているスタッフにとってはあたりまえのことでも、一般の人は意外と知らないことがたくさんあります。

そんな些細なマメ知識をより多く発信することで、「このサイトには役に立つ記事がたくさん載っている」「便利なサイトだ」と認識してもらえるようになります。

 

もしかすると、SEOに詳しい人が、「検索数の少ないキーワードの記事を書いても無駄だ」と言うかもしれません。けれど、マメ知識が積み重なったコンテンツの中からは、

「え?何でこのキーワード?wwwwwwww」

「ああ、みんなコレに困ってるんだ~(笑)」

と思わず笑ってしまうような意外なキーワードでびっくりするようなアクセスを獲得するページが出てきたりしますので心配いりません。

たいていの場合、そのキーワードでの検索数はツールでは測定できないくらい少なかったりします。でも、自分のサイトにアクセスやリンクをもたらしてくれるなら、世間的な検索数などどうでもいいですよね。

こういうキーワードこそ、いわゆる「ロングテール」と呼ばれるSEOには欠かせないキーワード群なのです。

そして、そういうロングテールキーワードは、実際に業務にあたっているその会社のスタッフだからこそ思いつくことが出来るキーワードでもあります。

ぜひ自社スタッフにしか書けないマメ知識をどんどんご披露してほしいと思います。

 

SEO用のお役立ちコンテンツは会社PRとは別のブログで

ところで、私個人の考えで言えば、1.や2.の自社愛記事も、企業サイトには必要な記事のパターンだと思っています。

SEO的にも、会社の信用構築やブランディングのためにもなくてはならない記事だと思っています。しかし、前述のとおりユーザーが積極的に読みたい内容だとは言えません。

また、企業色、いわゆる「売り色」のあるサイトはどうもシェアしにくいものです。

ですから、SEO、特にシェアによる被リンク獲得を目的にした記事はこれらの記事とは違う、別ブログに分けて書いた方がいいのではないかと考えています。売り色を極力なくし、ユーザーにとって役に立つお知らせだけを発信する別ブログを作ることが出来るなら、そのようにした方がいいと強く推奨します。

 


長々と書きましたが、ド素人の方にもご理解いただける内容になっていますでしょうか。少しでも参考になれば幸いです。
※SEOについては後日、超初心者向けの噛み砕いた内容でざっくりと説明したいと思っています

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